留学までのステップ

3.準備

行き先、留学形態が決まったら、さっそく準備に取り掛かりましょう。
留学の下準備には資料の取り寄せや、指導教員の協力が必要なことなど、想像以上に時間のかかるものもあります。ここでは、一橋大学海外派遣留学制度を例に説明します。

準備を始める時期

近ごろでは、入学以前にこの制度について知っている学生も珍しくなく、早い方では入学時から準備を始めています。準備が早ければ早いほど有利であることは言うまでもありません。TOEFL等の語学能力試験は1回目の挑戦で留学希望先大学が求める水準を突破するのは容易でない場合もあり、少なくとも1年前から準備を始めることが必要です。

何をどのように準備するのか

① 何を学ぶのか

一橋大学海外派遣留学制度は語学研修とは違い、自分は派遣先大学で何を学びたいのかを留学計画書のなかで具体的に説得力をもって説明する必要があります。 留学計画書をきちんと書くことは、自分の留学目的をはっきりさせることになり、留学を成功させるうえで極めて重要です。

計画書の中で、しばしば、「異文化に触れて自分の可能性を精一杯伸ばします」「語学や文化を一生懸命学んできます」「広い視野を獲得するために留学したい」といった表現の繰り返しを目にしますが、このような漠然とした留学計画書では不十分です。

これらは当然のことであり、それらを獲得する以前に具体的に何をするつもりなのか、また専門的には何をどういう問題意識でどのような方法で学びたいのかということまで踏み込んでいく努力が求められるのです。このように踏み込んでいくためには、ただ自分の頭の中で考えているだけでは不十分です。実際に書物で調べ、指導教員に相談し、留学経験者や留学生の話を聞きながら少しずつ作りあげていかねばなりません。「留学」は現地に行ってから始まるものではありません。 この準備そのものがすでに「留学」なのです。

なお、留学計画書は日本語と留学先国の2つの言語で書くことになりますが、充分に推敲し、決してスペルミスや文法の誤りなどないように気をつけてください。

② 留学を希望する大学について調べ、必要な情報を入手する

何を学びたいかがある程度はっきりしたら、留学先の大学を選ぶ作業に入ります。一橋大学は、高いレベルの大学と交流協定を結んでいますが 、協定校へ留学する場合には、その中からどの大学に行きたいのか、それはなぜかということをきちんと調べなければなりません。実際にどのような科目が開講されているのか、どのような教員が所属しているのか、また特に単位の互換を考えている場合にはその可能性についても調べたりと、ご自身の留学目的を達成するため必要な項目についてよく調べることが肝心です。もちろん、第一希望の大学に必ずしも行けるとは限りませんから、いくつかの選択肢を用意しておくことも必要です。

③ 制度を理解する

留学先を選定するとともに、制度について理解することも重要です。詳細はウェブサイトに記載されていますのでよく読んでください。また学内選考のための募集要項は随時アップデートされますので、頻繁に確認してください。

④ 語学の準備

希望留学先の要件に沿った語学能力試験を受け、求められるスコアを取得することが重要です。何度も受験することが可能なので、余裕を持って締め切りの半年以上前に受験をするのがよいでしょう。要件を満たすことも重要ですが、授業を理解するためには例えば英語の場合、iBT100点以上が望ましいレベルといわれています。充実した留学をするためにも、十分な語学力を身につけられるよう努力しましょう。

協定校へ留学する場合には、制度の応募の締切日もありますので、より具体的かつ計画的な準備が必要です。制度の説明会や募集、選考などの時期についても、事前によく確認しておきましょう。

⑤ 国際交流の地道な活動

この海外派遣留学奨学金制度には、個人の留学経験のメリットを提供するだけでなく、この留学を志す学生あるいは留学を終えて帰国した学生が、学内さまざまな国際交流活動を行うことで、キャンパス全体の国際化を促すという意図も込められています。その意味でも、私的な留学とは異なるものです。

留学を準備していく段階から、留学生のチューターを経験したり、留学生受入れボランティア サークルであるASSIST活動に参加したり、あるいは地域のボランティア活動に参加するなど、いろいろな活動にチャレンジするのもよいでしょう。

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