一橋大学海外派遣留学制度
一橋大学海外派遣留学制度とは
この制度は、本学の同窓会組織である如水会と明治産業株式会社、明産株式会社からのご寄附による一橋大学海外留学奨学金で成り立ち、1987年に設立以来、既に700名を超える学生が派遣されています。
制度の目的
一橋大学は、本学学生に対し、海外の大学における専門教育の機会を与えるとともに、本学における教育及び研究の国際化に寄与することを目的として、本制度を制定しました。
派遣先大学
相互理解を深め、友好親善と相互の教育水準の向上に資するため、海外の大学と大学間学生交流協定を締結し学生交流を進めています。
授業料等
派遣留学期間中は本学の授業料を納付する必要がありますが、派遣先大学では入学料・検定料は徴収されず、授業料は本学への納付をもって代替されます。
奨学金
一橋大学海外留学奨学金のほか、日本学生支援機構の海外留学支援制度による奨学金を活用し、派遣留学をサポートしています。ただし、奨学金支給については、寄附という性質もあり年度毎にその条件が異なります。詳細は、派遣留学内定者へ直接通知しています。
学内選考
本制度の派遣枠数には上限があり、所定の選考をもって決定されます。本制度への応募には、一定のGPA要件や語学要件(派遣先大学により異なる)等を満たす必要があります。詳細を募集要項でご確認の上、ご応募ください。
【GPA要件】
応募の時点で以下のGPAを取得している必要があります。
- GPA要件 2.9以上
派遣希望先大学のGPA要件の有無に関わらず、学内選考にはこのGPAを満たしていることが必須条件です。
【語学要件】
派遣先大学により異なります。詳細は募集要項にてご確認ください。
派遣義務
本制度による留学は、自費による個人留学とはその性格が大きく異なります。留学先大学できちんと授業に出席し、専門についてのしかるべき成果を修めてくることは大前提ですが、派遣生に決まったら、自己都合によるキャンセルや留学期間を満了しない段階での帰国、あるいは留学先大学での勝手な変更等ももちろん認められません。その他、派遣内定後から派遣終了後までに渡る派遣任務・派遣義務があります(以下は一例です)。
- 派遣前のオリエンテーションへの出席
- 派遣先大学において定められた単位数を取得する
- 留学中の中間報告
- 帰国後の報告
- 奨学金提供者へのレポート
- 「留学フェア」への参加
- 「先輩留学生によるパネルディスカッション」(留学体験をもとにしたアドバイス)
制度としての留学に付随する責任をしっかりと果たすことが条件となっています。