留学計画

1.留学に関する相談

留学先をどこにするか、自分のキャリアプランに留学が活かせるか、就職活動への影響など、留学にあたり不安に思うことはたくさんあるでしょう。みなさんの疑問や不安を解消するためのサポート窓口をご紹介します。

【学内】

  • 留学生・海外留学相談室
    留学に関するあらゆる相談を受け付けています。留学の目的に合わせた行き先の選定やプログラムの紹介、就職活動との両立など、留学全般にわたる相談ができます。
    留学生・海外留学相談室では、授業日の午後に予約制のオンライン留学相談を提供しています。利用を希望する在学生の方は、海外留学相談オンラインカレンダーを確認の上、前日までに予約をお願いします。
  • 教務課留学支援係(派遣担当)
    本学で提供する各種海外留学制度やプログラム、事務手続き方法などをご案内します。
    場  所: 西キャンパス 本館1階 教務課留学支援係事務室
    開室時間: 月曜日〜金曜日 午前8時30分〜午後5時15分
    問い合わせ:edu-gs.stu(at)ad.hit-u.ac.jp(在学生専用)
  • 教務課留学支援係(短期留学担当)
    場  所: 西キャンパス 本館1階 教務課
    開室時間: 月曜日〜金曜日 午前8時30分〜午後5時15分
    問い合わせ:g-skills.g(at)ad.hit-u.ac.jp※メールアドレスの(at)は@に変換してください。

また、学内で年に2回開催されている「留学フェア」では、本学の留学制度・プログラムの全体的な説明や、各海外研修プログラムについての説明、留学経験者の報告、相談ブースなどが設置されます。留学に関する情報収集の大変良い機会となりますので、積極的にご参加ください。

【学外】

  • HEPSA(一橋大学派遣留学生の会)
    一橋大学海外派遣留学制度を利用して協定校へ派遣された学生の会です。就職活動や現地学校の様子など、実際に派遣留学した先輩たちから直接話を聞くことができます。また、留学後の就職活動状況などもお話しできますので、いつでもご相談ください。

2.留学の形態

留学には、本学を「休学」して留学するものと、本学に在学したまま「留学」という学籍上の身分により留学するものがあります。留学形態により、学籍上の身分や単位認定の可否などの条件が異なりますので、学士課程ガイドブック等で必要な情報を収集し、十分理解した上で留学計画を立ててください。なお、本学が学生交流協定を結んでいる大学への交換留学では、原則として「休学」身分での留学はできません。

一橋大学で提供している制度またはプログラム 協定校・民間団体が提供するプログラム
一橋大学海外派遣留学制度 グローバルリーダー育成海外留学制度 異文化交流研修 海外語学研修 サマースクール等留学制度 個人留学※
特徴 派遣生として学生交流協定校に派遣される 派遣生として指定校に派遣される 授業科目として開講、海外で研修する 授業科目として開講、海外で研修する 協定校が独自に行うプログラム。長期休暇が利用できるが有料 一橋大学を休学して海外に留学する
単位 単位互換可能 単位互換可能 履修単位として認定 履修単位として認定 単位互換可能

(留学前の手続きが必要)

不可
学籍上の身分 留学

(在学期間に算入)

留学

(在学期間に算入)

変更なし(在学) 変更なし(在学) 留学

(在学期間に算入)

休学
留学期間 半年もしくは1年間 半年もしくは1年間 およそ1ヶ月 およそ1ヶ月 各プログラムに準ずる

(2週間〜4週間など)

各自の留学計画に
準ずる
学費(授業料) 派遣先大学の学費免除(一橋大学へは学費納入) 派遣先大学の学費を 奨学金として支給 (一橋大学へは学費納入) 自己負担 自己負担 自己負担 留学先大学へ納入(休学中は一橋大学の学費免除)
奨学金 以下奨学金より支給することがある
・一橋大学基金
・日本学生支援機構(JASSO)奨学金
一橋大学基金 一橋大学基金 一橋大学基金 一橋大学基金 なし

(民間奨学金へ応募可能)

留学報告義務 あり あり あり あり あり なし

※個人留学のうち、事前に留学先が決定し、その大学の受入承認がとれ、かつ、その大学に留学することについて、指導教員(主ゼミを履修しない者については、所属学部の学部長)及び所属学部の教授会の承認を得た留学においては、「派遣留学生」の身分が与えられ、単位の互換が可能となります。その場合は在学身分での留学となりますので、休学は認められません。詳しくは教務課教務第五係にお問合せください。

3.留学の準備

留学の準備には時間が必要なことが多くあります。ここでは、「一橋大学海外派遣留学制度」での留学を例に説明します。

<準備を始める時期>

少なくとも留学を希望する時期の1年前から準備を始めることが必要です。
TOEFL等の語学能力試験については、1回の受験では留学希望先大学が求める語学基準を満たすことが難しい場合もあります。

<何をどのように準備するのか>

① 留学目的を整理する

「一橋大学海外派遣留学制度」による留学は、語学研修とは違い、自分は派遣先大学で何を学びたいのかを留学計画書のなかで具体的に説得力をもって説明する必要があります。 留学計画書をきちんと書くことは、自分の留学目的をはっきりさせることになり、留学を成功させるうえで極めて重要です。

計画書の中で、しばしば、「異文化に触れて自分の可能性を精一杯伸ばします」「語学や文化を一生懸命学んできます」「広い視野を獲得するために留学したい」といった表現の繰り返しを目にしますが、このような漠然とした留学計画書では不十分です。

これらは当然のことであり、それらを獲得する以前に具体的に何をするつもりなのか、また専門的には何をどういう問題意識でどのような方法で学びたいのかということまで踏み込んでいく努力が求められるのです。このように踏み込んでいくためには、ただ自分の頭の中で考えているだけでは不十分です。実際に書物で調べ、指導教員に相談し、留学経験者や留学生の話を聞きながら少しずつ作りあげていかねばなりません。「留学」は現地に行ってから始まるものではありません。 この準備そのものがすでに「留学」なのです。

② 留学を希望する大学について調べ、必要な情報を入手する

何を学びたいかがある程度はっきりしたら、留学先の大学を選ぶ作業に入ります。本学は、高いレベルの大学と交流協定を結んでいますが 、協定校へ留学する場合には、その中からどの大学に行きたいのか、それはなぜかということをきちんと調べなければなりません。実際にどのような科目が開講されているのか、どのような教員が所属しているのか、また特に単位の互換を考えている場合にはその可能性についても調べたりと、自分の留学目的を達成するため必要な項目についてよく調べることが肝心です。もちろん、第一希望の大学に必ずしも行けるとは限りませんので、いくつかの選択肢を用意しておくことも必要です。

③ 制度を理解する

自分が利用する制度について理解することも重要です。各留学制度の詳細はWebサイトに記載されていますのでよく読んでください。また、学内選考のための募集要項は随時アップデートされますので、こまめに確認してください。

④ 語学能力試験を受験する

希望留学先の語学要件に沿った語学能力試験を受け、求められるスコアを取得します。何度も受験することが可能なので、余裕を持って派遣留学制度の応募締め切りの半年以上前に受験をするのがよいでしょう。要件を満たすことも重要ですが、授業を理解するためには例えば英語の場合、iBT100点以上が望ましいレベルといわれています。充実した留学をするためにも、十分な語学力を身につけられるよう努力しましょう。

⑤ キャンパス内の国際交流に参加する

留学を準備していく段階から、留学生のチューターを経験したり、留学生との交流活動にチャレンジするのもよいでしょう。学内での国際交流活動についてはこちらをご覧ください。

⑥ 国際交流科目を履修する

海外留学を目指す方は、海外からの交換留学生と本学学生がディスカッションをする機会の多い英語による科目群「国際交流科目」の履修をお勧めします。本学にいながら、海外の大学で学ぶような環境で授業が行われています。学部を問わず、卒業要件の自由選択科目としてカウントされます。科目の詳細はこちら(英語)をご覧ください。

⑦留学生交流や海外留学に関連する授業を履修する

異文化交流科目で視野を広げ、文化の違いを越えて協働する力を蓄え、留学に備えます。
科目の詳細はこちらをご覧ください。

4.留学にかかる費用

こちらは、留学にかかる大まかな費用項目・奨学金の有無を留学の形態別に表にしたものです。これ以外にも細かく費用がかかりますので、実際の費用については各自で調べ、確認するようにしてください。

留学・研修先の学費(授業料)の納入 一橋大学の学費(授業料)の納入 滞在費 準備金
(航空券・海外旅行保険代金など)
その他
一橋大学海外派遣留学制度 不要 必要 奨学金(予定)
(ただし学内選考後に
正式決定)
奨学金(予定)
(ただし学内選考後に
正式決定)
他奨学金の応募
(併給)可(本学奨学金と同額まで可)
グローバルリーダー育成海外留学制度 奨学金 必要 奨学金 奨学金 他奨学金の応募
(併給)可
異文化交流研修 授業料はないが
参加費は自己負担
必要 自己負担 自己負担
海外語学研修 授業料はないが
参加費は自己負担
必要 自己負担 自己負担 他奨学金の応募
(併給)可
サマースクール等留学制度 参加費は自己負担 必要 自己負担 自己負担 他奨学金の応募
(併給)可
個人留学 JASSO
海外長期派遣プログラムによる留学
JASSOより奨学金 必要 奨学金 自己負担 他奨学金の応募
(併給)不可
学籍が「休学」の場合 自己負担 不要 自己負担 自己負担 他奨学金の応募
(併給)可

留学に関する奨学金については、こちらをご確認ください。