一橋大学海外派遣留学制度

 

<準備から留学まで>

計画/準備

準備を始める時期

この制度で派遣される学生は3年生と4年生で、学内選抜はその半年~1年前に行われます。本学の募集は年度内に3回(夏出発第1回、夏出発第2回、冬出発)行います。なお、応募するためには所定の成績要件と語学要件を満たしている必要があるため、可能な限り早めに準備することをお勧めします。

学内の留学フェアに参加する

例年4月頃と9月頃に留学フェアを開催しています。開催時期が近くなりましたら大学から案内を掲示しますので、ぜひご参加ください。

留学目的を考える

具体的に何をするつもりなのか、また専門的には何をどういう問題意識でどのような方法で学びたいのかをしっかりと考えてください。

派遣希望先大学を決める

協定校が設定している交換留学生向けの語学要件、成績要件、開講科目、履修制限などを各自でしっかりと調べた上で、派遣希望先大学を決定してください。
なお、第一希望の大学に必ずしも行けるとは限らないので、複数の選択肢を考慮することも重要です。

語学要件とGPA要件を満たす

派遣留学制度学内選考には応募資格が定められています。(詳細は募集要項にてご確認ください。)
また、学内選考内定後は、各自で派遣先大学に入学許可申請します。その際、派遣先大学が設定する語学要件/GPA要件を満たしていないと入学許可が得られず留学することができません。本制度に応募する前に、各自で十分に調べておいてください。

募集要項に示される語学要件は、あくまでも学内選考用の語学要件です。協定校のウェブサイトで確認をするとわかる通り、協定校が求める実際の語学要件はこれより高いことがほとんどで、決して容易に取得できるレベルではありません。TOEFLについては参考書や問題集も多数出版されていますし、何度も受験することは可能なので、余裕を持って締め切りの半年以上前に受験するのがよいでしょう。また、フランス語やドイツ語など他の言語については、試験日が非常に限られている場合がありますので、より計画的な受験が求められます。

応募方法

応募にあたって

募集要項で派遣留学期間および出願期間を確認の上、指定された期間内にオンライン登録および応募書類の提出を行います。
なお、応募書類に一点でも不備があれば、一切受付けいたしません。また、締切日時を過ぎた場合はいかなる理由があっても受付ませんので、不明な点がありましたら、なるべく早めに教務課教務第五係までご相談ください。

内定後の手続き

学内選考後、派遣先大学について学内で内定しますと、まず教務課教務第五係から派遣先大学へ大学推薦(ノミネーション)を行い、手続きが完了次第ご連絡いたします。教務課によるノミネーション完了前の派遣先大学への個別のお問い合わせは、混乱を招きますのでお控えください。

なお、ノミネーション完了後は、派遣留学に必要な以下すべての手続きを、各自の責任において実施・完了していただきますので、派遣先大学や派遣先国・地域の大使館等のWebサイトなどで必要事項を事前によく確認しておいてください。派遣先大学の申請案内のページは予告なく変更される場合がありますので、十分にご留意ください。

①派遣先大学への入学許可申請

ノミネーション手続きが完了したら、教務課教務第五係より、出願方法と併せて派遣学生に個別に連絡します。 出願手続きは各自で行うことになりますので、派遣先大学のWebサイトで出願方法を確認できる場合は、事前に調べておいてください(Webサイトは予告なく変更される場合があるので、こまめにご確認ください)。

派遣先大学からの入学許可をもって、正式に派遣留学が決定します。入学許可書を取得後、速やかに、学部生は教務課教務第五係に留学願を、大学院生は所属の研究科事務室で所定の手続きのうえ出発届を教務課教務第五係に提出し、「留学」身分を取得してください。(指定された必要書類を添付のこと。)所定の手続きについては、学部生は「学士課程ガイドブック」、大学院生は「学生便覧」を参照してください。

出願する際には、最新の成績証明書が必要ですので、派遣先大学の語学要件とともにGPA条件にも注意してください。

②査証(ビザ)の取得

各自の責任において、派遣先国の出入国管理法を遵守し、派遣先大学の定める査証および在留資格を取得してください。
また、手続きに長期間かかることや、各国の査証の事情が変わることも多いため、事前に各国大使館Webサイト等で確認の上、余裕をもって手続きを行ってください。

③留学先での宿舎の手配

派遣先大学の寮等の宿舎の申し込みは、入学許可に先立って行うことができるところが多くあります。各自の責任において、入居申請手続き手順を調べ、自分でできる手続きは自分で完了してください。

派遣先大学が用意する寮の形態や申し込み方法は、「先着順に割り当てられる」「抽選で決まる」など様々です。また寮が用意されていない場合、「大学が紹介する機関の不動産紹介サイト」を設けている大学もあります。派遣先大学ごとの申請方法や申し込み期限を速やかに確認の上、手続きしてください。なお、SNSなどを通じて個人と契約する場合、トラブルに巻き込まれないようご注意ください。

④海外旅行傷害保険(学研災付帯海外留学保険)への加入

留学中に発生する様々なトラブルに備えるために、大学が指定する「学研災付帯海外留学保険(以下、「付帯海学」)」へ加入する必要があります。付帯海学とは、在籍大学が承認した派遣留学等に参加する学研災加入者が加入できる保険で、団体割引による割引率が45.6%となり、通常の海外旅行傷害保険よりも大幅に割安な価格で加入できます。

なお、付帯海学に加入するためには学研災に加入する必要があります。予め、学研災への加入を行った上で、付帯海学の加入手続きを行ってください。学研災への加入については、学生支援課へお問い合わせください。

  • 派遣先大学等で別途保険への加入が義務付けられている場合も付帯海学に加入する必要があります。
  • 派遣先国の査証申請や、到着後の手続き(住民登録等)において、保険加入の証明書が求められる場合があります。
  • 持病等がある場合、医療費は補償対象外であることが一般的です。予めご確認ください。

⑤往復航空券の手配

派遣期間内に出国・帰国することとし、派遣先大学の最寄りの空港までの往復航空券を各自手配してください。なお、危機管理上、ストップオーバーを利用した観光や親族訪問は禁止しています。

⑥危機管理に関する情報収集

派遣先国の治安状況等の安全情報及び留学に関する情報等は各自で収集してください。その際、内定後の危機管理セミナーで案内する本学セーフティー・ハンドブックもよくご参考ください。

<海外渡航時安全確認のためのリンク集>

⑦教務課教務第五係における手続き

派遣留学生は、「出発前」「留学中」「帰国後」と、本学に対して指定された手続き/報告が義務づけられています。手続きの詳細については、manabaに掲載の「事務手続きの手引き」をご参照ください。手続き/報告の義務を怠った場合、帰国命令や奨学金返還等の処分を受ける場合があります。


【出発1ヶ月前まで】

  • 「留学願(学部生用)」
  • 「出発届(大学院生用)」の提出 等

【派遣留学期間中】

  • 「滞在費支給のための在籍確認」の報告
  • 「日程変更」の届出
  • 「履修科目」の報告 等

【帰国後1ヶ月以内】

  • 「帰国届」
  • 「派遣留学体験記」
  • 「派遣先大学の成績証明書」等の提出
  • 「如水会留学生リポート投稿」