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~ Your Hitotsubashi 日本語(Nihongo) Experience ~

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Stories from Alumni
~ What our alumin say about 日本語(Nihongo) Experience ~

高校に入って1年間も日本語を勉強させられて日本語嫌いだった僕が 大学4年生の時に日本で1年間の換留学をすることになるとは、誰も信じられなかったでしょう。オーストラリアは義務教育の一環として外国語教育がなされ、勉強する言語は学校によって異なりますが、僕の場合は日本語を勉強することになっていました。正直に言えば、最初は「どうせ将来これは使わないだろう」と思っていたのですが、当時の先生にJ-POP、テレビドラマ、バラエティ番組等、様々な日本の若者文化を紹介して頂き、それにハマってしまったのが日本語力を上達させ ようと決意 したきっかけでした。高校を卒業し、クイーンズランド大学の日本語学科に入りました。4年生の時に、日本語力の更なる上達を目指し、交換留学プログラムに応募し、一橋大学で1年間勉強させて頂きました。

留学は日本語力の上達が主な目的だったため、国際教育センターの日本語教育プログラムの科目を履修し、上級レベルのスピーキング、読解力、文章力を中心とした授業に加え、文法の授業や日本語で経済学を学ぶ授業等も取りました。様々な教材や授業中のグループワーク等を通じて、日本語に触れたり使ったりする機会が多くあり、更に先生方の素晴らしいご指導、ご支援のおかげで、一年間の短い間だったのですが、日本語力が確実に上達したと思います。

一旦帰国し、大学院に入って日本語翻訳通訳の修士号を取得しました。一橋大学で勉強していなければ、この修士号を取得するための日本語力が足りていなかったでしょう。 再び来日して、現在、東京の法律事務所で英文翻訳の仕事をしています。難しい仕事ですが、一橋大学並びに大学院で培ったスキル等が役に立ち、いかに一橋大学で勉強する価値があったかを実感しています。


私は韓国生まれ、韓国育ち。受験に特化した進学校に通っていました。「日本のテレビ局でドラマを作る」と言う自分の夢を叶える為には、日本の大学の学位が必要と判断し、留学を目指すようになりました。

学部生として入学した私は、言葉にはそんなに大きな不自由はありませんでした。もちろん、母国での独学で勉強するのと、実際に日本の学生と同じ授業を受講しながら競うのは異なりました。そのような少しの「ギャップ」を埋める機会となったのが、一橋大学の日本語授業でした。特に記憶に残っているのは、作文の授業でした。文法上何の問題もないようにみえても、私の考え方を正しく伝えられてない場合は、どんな書き方をすればより伝わりやすいかなど、背景が異なる人に自分の考えを伝えるための工夫まで学べました。また、一橋大学は、留学生のための日本語授業が充実しているのはもちろんのこと、先生やまわりの学生も留学生への配慮や気遣いがあるので、言語の壁で授業についていけなくなってしまった学生は一切ありませんでした。中でも、一橋大学ならではの「ゼミ」は、今でもとても幸せで強になった経験として残っています。

ゼミは、専攻分野の勉強を10人前後の学生と先生が一丸となり勉強していきます。特に、私が所属していたゼミには、私のような正規学部生のみならず、1年間の交流学生も加わることが多かったです。一見日本語が完璧ではない留学生が多く、授業の進むスピードに悪影響があるのではないかと思われがちですが、先生の「異文化交流」への前向きな考え方と、学生同士のオープンな雰囲気のおかげで、むしろ他者の理解が深まり、日本にいながらいろんな国の文化を同時に経験することができました。

一橋大学での経験は、私にとって「どうしても日本に残りたい」と思うようになるきっかけとなりました。今は日本の企業で営業活動をしながら、とても充実した日々を過ごしています。大学の時から「正規学部生」として「留学生」をサポートするなどの経験をしたことから、今でも同じ会社の後輩への指導が得意だったり、特に外国人社員が組織になかなかなじめなかったり、悩みがある時に、その解決のために尽力出来る人に成長しました。また、一橋大学でお会いできた先生や友人は、今でも私の支えとなってくれています。さらに、その時に経験できた広い世界と様々な価値観は、韓国で大学に進学していたら決してもてなかったであろう柔軟な考え方につながっています。

私は今でも一橋大学が大好きで、悩みがある時には一橋大学に遊びにいき、ゼミの先生に相談したり、一人で大学の校内を歩きながら考え事をしたりしています。(今の住まいから電車で1時間以上かかるのに!)私にとってこんなに大きな存在となった一橋大学は、良質の教育と多様な価値観、貴重な仲間にたくさん出会える場所です。